私には、人に言えない秘密がある。
角オナから始まる恋もある。
「んっ、はぁっ、ふじま、くんっ」
放課後、わざわざ教室に残って勉強して、最終下校時刻ぎりぎりまで残っているのは。
「あ、あっぁ!」
クる、キちゃう。
足がガクガクと震え、私はそれに身を任せるように更に机の角に体重を加え、秘部に食い込ませた。
(ま、また、やっちゃった……!)
ブルブル震えながらも、恍惚とした余韻に浸ってしまう。
私、の秘密。
それは。
クラスメイトの藤真健司くん。
彼の机で、オナニーをすることだ。
(こんなのだめって、わかってはいるんだけど……)
スリルと罪悪感と快楽が、すっかり癖になっていて、やめられない。
始まりは、ただの片思いだったのに。
4月、偶然同じクラスになって、隣の席になって。
「あ、だっけ?よろしく。バスケ部公欠とか多いからさ、よかったらノートとか貸してくれよ?」
と、人懐っこい笑顔とちょっと強引な男の子っぽい口調で言われて、私はすっかり彼に恋してしまった。
最初は本当に、それだけだった。
藤真くんに、名前を呼ばれる度に、上がる体の温度。
彼の柔らかい髪の毛。
彼の匂い。
五感全てで彼を感じていると、私は、どうしても我慢できなくなってしまって。
「ん、ふぅ、ああっ」
こうやって、こっそりオナニーするようになってしまったのです。
ごめんなさい、ごめんなさい藤真くん。
あなたは私のことなんて何も知らないのに。
勝手に一方的に汚しちゃって。
でも、止められないの……。
その時だった。
―――パチン。
消していたはずの電気が突然つく。
しまった、見回りの先生かも。
制服とかは特に脱いだりせず出来る行為なので、「転んでぶつけちゃってました」とか誤魔化せばいい、と思って、私は慌てて電気をつけた人物の方を確認した。
「、なにやってんだ?」
「ふじま、くん……!」
だった。
彼はつかつかとこちらに歩み寄る。
どうしよう、早く言い訳しなきゃ。
ちょっと転んで、大事なところ打っちゃって、痛くて、抑えてて……。
恥ずかしいけど、笑い話にできる。
できるだけバカバカしく、言わなきゃ、と思うんだけど。
藤真くんがどんどん近づいてくる。
私は机から一歩、二歩離れる。
制服のスカートが、元に戻る。
少し皺になってるかも、と心配する。
藤真くんは、
「」
と声をかけて、逞しい両腕で私の腰を掴み、秘部を再び彼の机の角に押し付けて、耳元で囁いた。
「見ててやるから続きしろよ」
と。
頭にかぁっと血が上るのがわかった。
涙が出てくる。
見られてた。
バレた。
私が、彼の机でどんな汚らしい行為をしているか。
「きゃっ」
ずん、と、藤真くんは私の腰をより机の角に押し付ける。
「なーんかオレの机、メス臭い匂いがすんなーって毎日思ってたら、だったんだな」
「ご、ごめんなさい……!」
ずっと、ずっと、バレてたんだ。
私の行為。
最低だ、ごめんなさい。
今更懺悔してもしかたがないんだけど、私は涙を流して謝った。
藤真くんは、私のそんな様子をせせら笑った。
「ウソに決まってんだろ。カマかけただけだっつの。でも、その様子じゃ初犯じゃねーみたいだな」
え、ウソ、つかれてたの?
ひどい、と一瞬思うが、そんなことを思える立場じゃない。
「ご、ごめんなさい、もう、しません。許して……ください……!」
私はポロポロと涙を流しながら謝罪する。
藤真くんは背後で私の腰を掴んでいるので、表情が見えない。
私がうつむいているからだ。
でも振り向いて顔を見ながら謝るなんて、とても出来なかった。
そして、藤真くんは、とんでもないことを言った。
「だから、『もう、しません』じゃなくて、『見ててやるから続きしろ』つってんだろ」
そう言い放った彼は、明らかに私のことを面白がっていた。
私は、彼の言うとおりにするしかなかった。
「う、ん、あっ」
いつものリズムで机の角に秘部を食い込ませる。
「手慣れてんなー」
藤真くんのからかいに、体が羞恥で染まる。
「週何でこれやってたの?」
「さ、」
3回と言おうとしたら、藤真くんに腰を押さえつけられて、強めに食い込まされてしまった。
「ご、5回です!」
「平日は毎日かよ。変態女」
藤真くんの乱暴な言葉に、私はなぜかぶるぶると体の芯が震えるのを感じた。
「なあ、さっきみたいにオレの名前呼んだりしねーの?が仰け反ってイクトコ、写真に撮りてーんだけど」
「えっ!?」
私は驚いて初めて藤真くんの方を見た。
彼の手にはいつの間にか、インスタントカメラが握られている。
「部活の写真とかあるからさ、後輩に現像させるか。のオナニー写真混ざってたらみんなビビるぜ」
藤真くんは愉快そうに言った。
「や、やめて……!」
「は?見られてコーフンしてんじゃん。そういう趣味じゃねーの?」
そんなことないって、言いたかったけど……。
いつもより、愛液が多いのも、事実だった。
藤真くんはそれを見抜いてるかのように、
「パンツ脱いで、直接ヤッていーぜ」
と、私のパンツとスカートを、脱ぐよう命じてきた。
私は泣く泣く、藤真くんの要求をすべてのんだ。
「ふじまくん、ふじまっ、くん……!」
彼の名を呼びながら、自分のイイトコロに当たるようにする。
さすがに、直接押し付けるのは初めてだった。
「パンツぐしょぐしょじゃん。いつもどうしてたんだ?そのまま帰ってた?」
私は首をふる。
「トイレでっ、換えてからぁっ、かえって、ました…ぁっ…」
「ふーん。じゃ、今度からそれオレによこせよ。黒板に貼っといてやるよ。『の愛液付きパンツです』って説明付けて」
「そんなっ」
もう絶対、こんなことするわけないじゃない……!
私は頭のなかでそう思う。
どうしてこんなことになってるの、私。
どうして、好きな人に、こんな惨めなこと、やらされてるの?
また目頭が熱くなる。
藤真くんが、こんな人だなんて知らなかった。
こんな……。
「なかなかイカねーな。、手抜いてるだろ?」
藤真くんが、痺れを切らしたように近づいてきた。
ぷち、ぷち、と私の制服のボタンを外していく。
「な、なに……」
「競争しようぜ。オレがお前を全裸に剥くのが先か。お前がイクのが先か。イッたら脱がすのやめてやるよ」
え?えっ?
戸惑う私を余所に、藤真くんはどんどん制服を脱がしていく。
「やめて」なんて言ったって、彼が止まらないのは分かっている。
私は、ひたすら机の角を秘所に当てるしかなかった。
「あん、やだ!ふじま、くんっ!あっ、ふあっ」
ブレザーを脱がされ、ブラウスも剥ぎ取られ、ブラジャーのホックが今、カチッと外された。
「へぇ、意外とデケーじゃん。何カップ?」
「D……、です……!」
結局全裸にさせられてしまったところで、私はようやく絶頂を迎えかける。
ガクガクと足に力が入ってしまう、もう止まらない。
「あっ、やぁ、ふじまくん……!あっ!」
「はは、おっぱいスゲー揺れてんな」
ガクガクと震える足に任せるまま、私は体重をかけて秘部への食い込みを激しくする。
「ふっうっああ、ああああ!!!」
くーんと、体が後ろ向きにしなる。
私は、仰け反り果てたのだった。
「すっげー派手にイッたな。いつもこんな感じなのか?」
藤真くんがニヤッと笑いながら意地悪く尋ねてくる。
私ははぁ、はぁ、と肩で息をしていた
もう、もう十分でしょ?
開放して、欲しい。
気が付いたら私は、上履きと靴下だけで藤真くんの机にへたり込むという、とんでもないくらいみっともない格好をしていた。
「いいケツしてんな」
へたり込んでいた私のおしりを藤真くんは撫でる。
「ひゃっ」
驚いてたら。
―――ぴしゃ!
「きゃあ!」
叩かれてしまった。
「何呆けてんだよ。自分だけ気持ちよくなりやがって」
それは、藤真くんが要求したから……。
「場所変えるぞ。ここじゃ誰かに見られるかもしんねーからな」
そう言って、藤真くんは私の制服をバッグに詰め込んで、教室を出て行ってしまう。
「ま、待って!」
私は慌てて彼を静止する。
「なんだよ?帰りたいなら勝手に帰ればいいだろ?」
「そんな……!」
そんなこと、出来ないってわかってるくせに。
藤真くんのいじわるな物言いに、私はどうしていいかわからなくなってしまう。
「何泣いてんだよ。オレは別にが変態露出狂オンナだって思われてもどうも思わねーよ」
教室の電気を消して、ツカツカと廊下に出て行ってしまう藤真くん。
「待って……!お願い……!待って……」
懇願するも、彼は振り向かない。
私は意を決して、ほとんど裸のまま、教室を飛び出した。
どこに向かう気なんだろう、藤真くん。
下校時刻の過ぎた学校は暗く、とても静かだ。
私は手で秘部と胸をできるだけ隠し、彼の後ろを歩いていた。
誰も居ないと思う、でももし誰かに見られたらどうしよう。
私の頭のなかはさっきからその言葉でいっぱいだ。
私の気持ちを知ってか知らずか、藤真くんはやけにゆっくり歩いた。
藤真くんが立ち止まったのは、図書室の前だった。
「今日当番だったから鍵持ってんだよ」
そう言って、彼は無人の図書室の鍵を開けた。
私は、誰かに見られるかもしれない焦りから、すぐにその中に入ってしまった。
「がっつきすぎだろ。そんなにオレとヤりたかった?」
藤真くんは図書室に入り内側から鍵を締めた。
そうだ、私はなんてバカなんだろう。
自らこんな危険な人と密室に入ることを選ぶなんて。
「ち、ちが……」
「違わねーよな?オレでオナニーするのが日課だもんな?チャンは」
藤真くんは心底バカにするように言ってきた。
そのことを言われると、私は何も言い返せなくなってしまう。
藤真くんは図書室のソファが置かれてるスペースへと、私の腕を引っ張っていった。
「座れよ」
先にどっかりとソファに座った藤真くんを見て、私は一歩も動けなくなってしまった。
どうしよう、どうしよう。
すでにハダカも見られてるし、それ以上のこと幾らでもされてるんだけど……。
私、これだけは、受け入れられない。
何をされるかわかるからこそ、私は動けなかった。
「どうしたんだよ」
またしても泣き出してしまった私を見て、藤真くんが声をかけてきた。
もう、もう言うしかない。
「許して、ください……!わ、わたし、処女、なんですっ……」
私は恐怖からその場にへたり込んでしまった。
「マジ?」
藤真くんが、ぽかんとした声を上げた。
私は、とうとう声を上げて泣き出してしまった。
神様。神様あんまりです。
確かに、悪いのは私です。
好きな人の机の角でオナニーするなんて、許され難いことです。
でもだからって、その好きな人にその現場を見られるくらいで、罰は済んだと思うんです。
なのに、なのに……。
その好きな人にオナニーを強要された挙句、ハダカにされて学校を歩かされて、ましてや遊びで処女を奪われるなんて……。
へたり込んでいた私は、結局藤真くんにソファに連れ込まれてしまった。
どうして。
理想……というか、妄想では、私はいつか大好きな人に大切にされて結ばれるんだと思っていた。
「大好きな人」という点では正解だ。
たしかに彼は憧れの人だ。
なのに、こんな状況で、遊び半分で抱かれてしまうことになるなんて、望んでなかった。
パサ、と俯いてさめざめと泣いている私の体に、布が被さる。
何?と思ってみると、私の制服だった。
「返すよ。悪かったって」
藤真くんが、ぶっきらぼうに言ってくる。
「ぇ……?」
突然の展開に、私は状況を飲み込めなかった。
「ど、して……」
いいの?許してくれるの?何も、しないの?
「して欲しいのかよ。人がせっかく遠慮してやってんのに」
「きゃ、きゃあ!」
藤真くんは私に覆いかぶさり、乱暴に乳首をつまんだ。
「こんなに乳首勃てやがって……。ここもぐっちょぐちょでさあ。フツーヤル気だと思うじゃん。なにが『処女なんです』だよ。詐欺じゃねーか」
藤真くんはそう言って私の体のいたるところに触れてくる。
でも、不思議ともう恐怖心はなかった。
だって言葉とは裏腹に、とても優しく触れてくれたから。
「ご、ごめんなさ……」
「泣くなよいちいち……。くそ、性格の問題かと思ってたぜ」
彼は、私が意地悪されたから泣いてるだけだと思っていたらしい。
要するに、ノリノリだと。
「そ、そんなわけ、ないじゃない……!」
私はわあっと顔を覆って泣き出した。
彼にはわかるわけがない。
私がどれだけ死にそうな思いで辱めを受けていたのか。
「泣くなって。……泣くな」
藤真くんは顔を覆っている手を掴みとり、その手に優しくキスをしてきた。
その変化に戸惑って、私は結局もっと泣いた。
「たく、どーすりゃいーんだよ。オレが悪かったって、な?」
藤真くんは私を抱き起こし、ぽんぽんと頭と背中を叩いた。
なんで、なんで、なんで。なんで藤真くん突然こんなに優しくなってるの?
私はパニックから、裸のままで藤真くんに抱きついて泣きわめいた。
「お前な~。ヤりてーのかヤりたくねーのかどっちなんだよマジで」
藤真くんの呆れた声が、耳に届いた。
きちんと服を着て、私は藤真くんの目を見て謝罪した。
「本当に、ごめんなさい。許されないことをしたと、わかってます。ごめんな、さい」
ここで泣いちゃダメだ。泣く権利なんか、ないんだから。
藤真くんはすっかり毒気を抜かれたように、いつもの少し強引なだけの藤真くんに戻っていた。
「はあ~」
でも、おもいっきりため息を吐かれた。処女かよ……、と小声で言ったのが聞こえる。
「まあ、オレもほんのちょっと悪かった。まさかヒトのオナニー現場に遭遇するとは思わなくて、一発ヤりてーなくらいにしか思ってなかったから」
あ、そうなんだ……。
あの場で拒否しなければ、私は彼のセフレくらいにはなれたのだろうか。
ずぅんと重い気持ちになる。
どっちが正しかったんだろう。
処女じゃなければよかった。ちょっと人生を悔やんだ。
「で、どうしたい?お前は」
「ど、どうって……」
「付き合うか付き合わねーかだよ。お前次第だよ」
えっ。
何を言われてるかわからず、私は再びパニックを起こす。
なんで、いつ、どうしてそんな話になったの?
同情とか、酷いことをした責任で付き合ってくれるとかいう話になってるのだろうか。
そう言うと、藤真くんはびっくりしたような声を上げた。
「は?お前オレの事好きじゃねーの?だからオレの机だったんじゃねーの?割とランダムだったりしたの?教室でするのが趣味だっただけなの?」
「ち、ちがうよ、全然!そうじゃなくて……!」
矢継ぎ早に言われて、改めて自分の行為がいかに浅ましいものだったかを理解してしまい顔が羞恥に染まる。
「藤真くんが、私と付き合う理由、ないじゃない……」
惨めだ。
なんでこんなことを自分から言わなきゃいけないんだろう。
でも藤真くんは、なんだそんなことかと言う風にちょっと笑い、私の肩をぽん、と叩いて、言った。
「『角オナから始まる恋もある』って言うだろ?」
そんなの、聞いたことないよ……。
部活が終わって、教室に忘れ物を取りに行ったんだ。
そしたら、電気消えてんのに人がいて、変だなーって思って見てたんだ。
あ、隣の席の、だ。
って気づいた時、の身体がもぞもぞと動くのがわかった。
『んっ、はぁっ、ふじま、くんっ』
が、オレの名前を呼んだ。
何してんだアイツ。
しかも、の机は隣のはずだ。
なんでオレの席に?と思って、食い入る様に見つめていた。
『あ、あっぁ!』
の身体が、弓みたいにしなった。
月明かりに照らされてうっとりするの顔が、すっげーキレイで。
うわ、ヤりてー。
オレは素直にそう思った。
からかったらからかった分だけ反応するが面白くて、オレは調子に乗った。
こいつ、こんなに可愛かったのかよ、って夢中になって意地悪した。
まさか、処女だったとは思わなかったけど。
ていうか、処女があんなに乱れてオナニーするモンだと思わなかった。
まあ要するに、オレはその時点で恋に落ちてたってワケだ。
それから、私と藤真くんは付き合うことにした。
きっかけがきっかけだったし、藤真くんは手が早いって聞いたことがあったから、意外な展開ではあるが。
付き合って1ヶ月。
私の処女膜は未だ健在である。
ただ、すっごくいっぱいエッチなことをされる。
特に今彼がご執心なのは胸のようで、今も、隙さえあれば指先で先っぽをくりくりいじってきている。
「ふ、ふああっ」
また、イッちゃった……。
結局、私の平日の週5の日課は変わらなかった。
勉強して、藤真くんの机でオナニーする。
変わったのは藤真くんの日課の方。
部活が終わって、教室に戻って、オナニーしている私に意地悪をする、と言う日課が追加された。
背後から胸を鷲掴みにされる。
「あーくそ、ヤりてー」
耳元で荒い息とともにそう言われた。
「ふ、藤真くん、私、いいんだよ?藤真くんになら……」
「うっせーな。オレは決めたんだよ。お前を日本一エロい処女にするって」
ええ……、なにそれ……。
彼は今、私の体をいじくり回して、どこを触られても感じるエロい女に仕立てあげる、と言う目標を掲げている、らしい。
私くらい感じやすいのは珍しいから、いきなり奪うのは勿体無いと思った、らしい……。
「つーかさ、他の女子から聞いたんだけど、角オナし過ぎるとセックスの時イケなくなるって。お前明日から角オナ禁止な」
「え、えー!?」
ていうか、あの日以来「やれ」って言ってきたの藤真くんの方なんですけど……。
私が口をとがらせると、藤真くんは「いちいち細けーな」と文句を言いつつ、私を藤真くんの机の上に抱いて乗せた。
「足開け」
「は、はい」
私は藤真くんに向かって開脚する。
藤真くんは私の両足を両手で抑えつけると、あろうことか私のクリトリスを口に含んだ。
皮を剥かれて、そのまま吸い付かれる。
「んん~~~~~~~~~~~!!!!」
舌で転がされて、仰け反る私。
足を閉じたいけど、藤真くんの腕力には敵わない。
とろとろと舐め回されたと思えば、急に軽く歯を立てたり、チュッと唇が触れたと思えば、そのまま吸われて甘噛されたり。
私は、為す術なく果てるしかなかった。
「よし、クリイキはもう余裕だな。次は中イキ練習するぞ」
明日からはクリイキは自主練な、とか言われる。
部活じゃないんだから……とちょっと思う。
「中イキ覚えとけば初セックスの時も天国見れるから。ガンバレよ」
ズブリ、と、まずは2本、指が挿入される。
初めは1本でも圧迫感が強かったが、もうこれくらいなら余裕だ。
藤真くんの右腕が背中に回る。
ガブリ、と藤真くんに乳首を噛まれて私は再び仰け反った。
「やぁんっ」
「乳首感度良すぎだろ。いつ開発したんだよ」
「し、してないですぅ……」
そこはもう、始めっからそうだったんだ。
ぐちゃぐちゃと指で中をかき回される。
「あ、そこ……」
最近、ほのかに中でも感じるようになってきた。
「ここ、な」
藤真くんもそこを擦る。
「う、うん……。ね、藤真くんっ。あ、あの……」
「なに?」
「あの、クリトリスでオナニーするときも……藤真くんの席、使って、いいですか?」
息を少し乱しながら、私は質問した。
藤真くんはキレイに笑って、私にキスをした。
「当たり前だろ」
教室で、こんなことしてて本当にいいのかな、と思うけど。
バスケ部ほど長く練習する部活はないので、誰かに見られる心配はあまりない。
私の秘密の行為は、今や藤真くんと二人の秘密になったのだった。